■美白化粧水とは
・美白化粧水でできること
美白化粧品だから、お肌が白くなるのは当然だと思っていないでしょうか。半分正解で半分不正解という答えになりますが、なぜ、この答えかという理由は、ひと言でいえば、白くなるのではなく、トラブルが減少する結果としてお肌が蘇り、明るくなっていくということだからです。これから「美白化粧水でできること」を挙げていきます。
①日焼けしたお肌を元の肌色に導くこと
②シミやそばかすをケアして予防すること
③くすみがちなお肌に透明感を与えること
④ニキビ跡をケアすること
⑤お肌のキメを整え、お肌を明るくすること
⑥鼻の黒ずみなど毛穴ケアをし、色素沈着予防すること
・美白化粧水でできないこと
美白化粧水さえ使用すれば…と思っていても、現実はそうはいかないでしょう。ケアの目的をクリアにするためにも、これから「美白化粧水でできないこと」を挙げていきます。
①元の肌色より白くすること
②一瞬でお肌を白くすること
③ほくろやイボのように、盛りあがったシミを改善すること
・美白化粧水はどれぐらい使えばお肌が変わる?
お肌には、ターンオーバーという新陳代謝を促す働きが備わっています。通常、約28日周期で行われていますが、加齢や体調によっては倍ほどかかることもあり得るのです。
しかも、周期の日数が経ったからといってもお肌がキレイになることは、残念ながらあまり期待しないほうが良いかもしれません。ですから、評判の良いような美白化粧水を使ったとしても、お肌があっという間に変わることはありませんが、ゆっくり変わっていけばというくらいのスタンスでいれば良いでしょう。
美白化粧水をはじめ、化粧品によってお肌のコンディションを整えるためには、最低3ヵ月が必要だという、元化粧品メーカー社員の意見もあるくらいです。裏返せば、3ヵ月間の欠かさないお手入れを継続すれば、少しずつの変化ではあってもコンディションの変化は起きるということでしょう。
・美白化粧水でお肌が明るくなる理由
美白化粧水に過剰な期待を持ってもよくありませんが、美白化粧水にできることはあるわけです。それは、お肌を白くするのではなく、明るくなるように働きかけること。それでは、お肌が明るくなる3つの理由を見ていきましょう。
①美白成分が悩みに働くこと
シミ・くすみ・日焼けなど、お肌のトラブルにケアして働いてくれます。
②化粧水がお肌をうるおすこと
いつも、たっぷりの化粧水でお肌をほぐしておけば、どんどん化粧水の浸透はアップしていきます。
③ターンオーバーを整えること
乱れたお肌の周期を正常に戻す働きをします。
■美白化粧水のメカニズム
・美白化粧水はシミそばかすをケア予防する
シミ・くすみ・日焼けなどのお肌トラブルは、紫外線や刺激によって増えていきます。これらはお肌を黒くしてしまう原因でもありますから、薬用化粧品・医薬部外品となっている美白化粧水のお手入れがおすすめなのです。シミ・くすみ・日焼けなどのケアや予防に役立つでしょう。
毎日しっかりと、丁寧に美白成分を含んだ美白化粧水をつけていくことで、お肌のすみずみまでその成分を行き渡らせることができるのです。
・美白成分はメラニンの生成を抑える
メラニン色素を押さえてくれる成分が含まれているのが美白化粧品ですが、その成分が重要になります。美白について研究された、厚生労働省が認可した、安心できる美白成分が入っているものを選びたいものです。
薬用化粧品・医薬部外品と記載された化粧品を選び、例えば、ビタミンC誘導体、アルブチン、コウジ酸、ルシノール、リノール酸、カモミラET、トラネキサム酸、4-メトキサリチル酸カリウム塩、マグノリグナン、プラセンタエキスといった成分が入っているかを注意してみることも大切でしょう。
・美白化粧水でお肌が潤う
メラニンの生成を少しでも抑えたいなら、きちんとしたお手入れをすることは基本です。薬用化粧品・医薬部外品に指定されている美白化粧水のパワーを最大限に活かすことが何よりですから、しっかりと美白化粧水を吸収できるようなお肌の土台作りをしていくことが一番でしょう。お手入れを丁寧にしていれば、お肌も徐々に応えてくれるはずです。
まずは適度な時間(5~10分)のコットンパックで、お肌に美白化粧水を浸透させることが重要ポイントになります。タイムオーバーもいけませんし、こすってもいけません。手の平で叩くのでもありません。美白化粧水を浸透させる過程では、お肌に吸いついた手の平で小刻みの振動を与え、優しく美白化粧水を馴染ませるようにしていきます。
・ターンオーバーを正常化させる
お肌が健康でないと、そもそもターンオーバーも正常にはならないことはもうおわかりでしょう。お肌が健康でないということは、お肌にダメージがあるということです。せっかく美白化粧水を購入しても、もし、ケアの仕方がNGで間違っているなら、しっかりと働きようがありません。
ケアのNG行為を挙げてみます。「手でパッティングをしている」「化粧水を冷蔵庫で保管している」「化粧水を垂れるほどたくさんつけている」「コットンで叩いてつけている」などです。毎日の積み重ねで、良くも悪くもなっていくわけですから、正しいケアをしていきましょう。