敏感肌にならないように気を付けるには

敏感肌になると、症状が辛い

日頃から敏感肌にならないように注意したい

敏感肌になってしまったと感じる症状。それは、洗顔後や化粧水塗布後・シャンプー後などにヒリヒリ感が出たり、赤味・かゆみ・ほてりが出たりなど、普通肌の方では起きない症状が日常で起こってしまう症状なのです。時には、痛みさえ感じてしまうこともあるでしょう。その他にも、寒暖差や紫外線での刺激に対しても、肌が反応してしまうこともあるでしょう。子供の頃から敏感肌だという方もいれば、大人になってから敏感肌になってしまったという方もあり、いつ敏感肌になるのかは予測できない状況にあります。今、敏感肌になっていない方でも、日頃から自分の肌に注意を払っていなければ、些細な変化に気づくことができず、放置した状態になった結果、敏感肌になってしまったということもよくある事例ですから、自分の肌にはもっと注意をすることが大事でしょう。普通肌であったとしても、加齢で肌の状態が変わっていくことは避けられないことですので、若いうちから敏感肌にならないようにしておくことは、とても重要なことなのです。

 

乾燥していなくても、敏感肌になることがある

敏感肌の原因とされる「乾燥」ですが、最近では、乾燥状態になっている数値が出ていなくても、敏感肌の症状が現れることがあります。乾燥状態というのは、水分や皮脂が減少するために乾燥していき、バリア機能を低下させてしまうために起こる状態ですが、その状態もないのに乾燥肌のような症状(しみる・赤味・かさつき・かゆみ・ほてりなど)が出てくるというのです。原因が乾燥ではないとすると、考えられることはアレルギー体質、ストレスや食生活を主とした生活習慣、ホルモンバランスの変化、間違ったスキンケアや化粧品選びなどになります。敏感肌に悩む方の数は年々増え続けていますから、誰もが他人事ではなくなっていて、女性は特に大人になるとメイクをすることになり、否応なしに肌を酷使してしまう状況を作ってしまいますから、肌に優しさを与えるようにしていきましょう。

 

敏感肌の人の化粧水選び

敏感肌だったら、化粧水選びのポイントは2つ

敏感肌になっている状態は、一般的に乾燥状態に陥っているために、肌のバリア機能が低下している状態になっています。だからこそ、スキンケアの時点で普通肌の方の化粧水をいきなりつけたら、症状が悪化してしまうのは当り前なのです。そこで、敏感肌の方へおすすめしたい化粧水のポイントは2つあります。「保湿できるセラミド配合の化粧水を選ぶこと」、「低刺激成分の化粧水を選ぶこと」の2点です。敏感肌の方にとっては、化粧水だけでなく、化粧品選び全般に共通することでもあるでしょう。まず、セラミド配合の化粧水から説明していきます。セラミドについては肌に良いとよく聞くことだと思いますが、セラミドという成分は、肌の潤いのためには必要な成分で、誰しも持っている成分なのです。潤いがまったく足りていない敏感肌の方では、普通以上にセラミドを補給してあげなければ通常の状態を保っていられないわけですから、セラミドの成分は必要不可欠な成分になります。しかも、第二のポイントである低刺激成分の化粧品でなければ、良い成分も肌に吸収されませんし、それどころか症状をさらに悪化させてしまうことさえあるのですから、十分な注意が必要です。無添加なら良いということでもなく、薬用または医薬部外品ある化粧品を選ぶことなどの基準をきちんと満たしているか、成分の最初の表示にアルコールやエタノール成分や香料、着色料、鉱物油などが出てきてはいないかなど、自分の目で確かめて選ぶと良いでしょう。基本は、表示をきちんと見て選ぶことです。

 

必ずパッチテストをしてから購入する

人が使用して、この化粧水は良かったと評判の商品でも、敏感肌のあなたには合わないかもしれません。確かに、使用してみないことにはわかりませんが、よく成分表示を見ないと肌がさらに大変なことになってしまうかもしれないのです。少しでも肌の状態を改善させて、状態を落ち着かせたいなら、必ずパッチテストをしてから購入するようにしましょう。

 

忠実に続けたい、敏感肌への保湿

まず大切なのは、肌に良い環境づくり

肌には保湿が大事で、特に乾燥している敏感肌の方は一時でも欠かせない要素になります。保湿の役目をしているのがセラミドという成分で、肌の細胞と細胞をつなぎとめる役割をしています。セラミドが不足してしまうと、どんな肌の方でも肌本来の力を発揮できないことになってしまいますし、無頓着な生活習慣やスキンケアを行っていると、どんどんセラミドは失われていく成分ですから、日頃の注意と化粧品選びが重要になってくるのです。敏感肌の方であればなおさらでしょう。それには、肌に良い環境づくりをしていかなければなりません。いくら良い保湿化粧品を使用したとしても肌が受け付けない状態になっていれば、成分を吸収できないわけです。肌にとって良い環境とは、紫外線ケアを怠らないこと、洗顔で洗い過ぎないこと、ストレスを溜めないこと、食生活をきちんとすること、睡眠不足にならないことなどになりますし、これらに気をつけてこそ、肌の土台ができあがってくるというものでしょう。また、これまで使用していた保湿化粧品などが急に合わなくなることもありますので、少しでも変化を感じたら、使用を中止することが重要です。

 

乾燥状態の悪化により、お手入れの中止も検討

普段から少しの刺激でも肌トラブルを起こしてしまうのが敏感肌ですから、肌のバリア機能を保つためには保湿が最重要課題になります。ですが、かなり乾燥状態がひどければ、その状態に何をしても余計に症状を悪化させるだけになりかねません。そのような場合は、無理をして洗顔やスキンケア、メイクなどをしないで、すぐ皮膚科に駆け込むことも大事です。保湿が必要だといえるのは、お手入れできる一定のレベルにある肌だからこそで、限度を越して症状が悪くなっているのであれば、素人判断で何かをすることは危険でしょう。肌の状態が落ち着いてきてから、やっと保湿成分で水分を補うことができるのです。その際も、洗顔後にすぐ化粧水をつけることが重要で、数秒の勝負になります。

 

敏感肌といっても、美白はしたい

半年や1年単位で様子を見ながら取り組むこと

肌のお手入れに苦労する敏感肌の方でも、美白もしたい気持ちはあるでしょう。すぐに諦めてしまわないで、もっと美しくなることを目指しながら、楽しく肌のお手入れをしていくことをしていけたらということで、基本的なことから説明をしていきます。今使用している化粧水をはじめとする化粧品が美白系でなければ、いきなり全部を違うものに替えることは危険ですから、徐々に合うかどうかを慎重に確かめながら替えていくようにしたいものです。美白化粧品は薬用成分が含まれていますから、それだけ優しいとも、強いともいえる、両面を持ち合わせています。ある敏感肌の方には適合しても、ある敏感肌の方には合わなかったということもしばしばありますから、必ずパッチテストをしてから使用することをおすすめします。たとえ、どんな美白化粧水から始めても、合わなかったら水の泡ですから、始めが肝心で、化粧水から肌のバリア機能を整えていくと良いでしょう。できれば半年や1年単位で様子を見ながらのほうが、もし、ダメージがあればすぐチェンジできますし、効果が見えるようであれば続ければ良いのですから、焦らすに腰を据えて美白に取り組むことをおすすめします。

 

抗酸化作用のある成分で、合うものを見つける

美白化粧品には、肌を白くするというより、抗酸化作用の成分などの肌を紫外線などの外敵から守ることをする成分が含まれています。抗酸化作用のある成分で、美白やニキビ、シミ、シワ、毛穴などにも良いとされる、万能ともいわれているのが「ビタミンC誘導体」です。その中でも浸透率が高い順でいうと、次のようになりますので、どれが自分に合っているのかを試していくと良いでしょう。必ずしも、浸透率の高いものが自分に合うとも限りませんから。1.APPS(パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na)、2.リン酸アスコルビルNa、リン酸アスコルビルMg、3. テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、4.アスコルビン酸グルコシドという順です。