■敏感肌の原因
・敏感肌とは
特に、他の肌質の方よりお肌のトラブルを抱えているのが敏感肌の方でしょう。化粧品やシャンプー、ソープなど、お肌につくものすべてに注意して選んで使用しなければ、すぐかぶれたり、かゆみが出たり、ほてりや赤み、痛みなどを発症してしまうのが敏感肌の方なのです。
紫外線や寒暖の差など、外からの刺激にも弱く、ほとんどの方には問題のないような事柄によってもトラブルが生じてしまう、ご自身でももてあましてしまうような、難しいお肌というのが敏感肌ということでしょう。
中には、ある日突然体質が変わって敏感肌に変わってしまうことや、トラブルがあっても一時的なものだと思い、同じアイテムを使用していることもあります。早く気づいて適切なアイテムに代えないと、あっという間に大きなトラブルになっていきますから、敏感肌というものに対しての甘い見方は禁物でしょう。それほど、注意深くならなければならない肌質だということです。
・敏感肌の原因とは
敏感肌になってしまう主な原因は、まず「乾燥」だといわれます。自分でも気づかないうちに水分や皮脂が減少してしまい、お肌が乾燥し、バリア機能の低下を招いたのかもしれません。
子供の頃から敏感肌だという方もいますが、多くは大人になってからの「間違ったスキンケアや化粧品選び」、「季節の変化による不適合」、「不規則な生活習慣」、「月経や妊娠などによるホルモンバランスの変調」などによるものです。
最近では、アレルギー体質の方も増えていますから、その体質と連動していることも考えられるでしょう。もし、「親がアレルギー体質である」、「食ベ物でじんましんが出た」、「花粉症やぜんそくになった」などということがあれば、要注意です。
■敏感肌の化粧水選びのポイント
・高保湿成分セラミド配合の化粧水を選ぶ
敏感肌の方にとって、最も重要になる化粧水選びのポイントは、成分に「高保湿成分セラミド」が配合されていることです。乾燥が強敵なわけですから、強敵をやっつけるならこちらも最強の成分で防御しなければならないでしょう。
セラミドという成分は、お肌の潤いを保つためには欠かせない重要な主成分になります。普通肌の方だとしても必要になる成分ですから、圧倒的にセラミドが足りずに常時乾燥してしまっている敏感肌の方であれば、必要不可欠な成分になるわけです。
外出時も高保湿成分セラミド配合の化粧水を持ち歩いて、お肌への水分補給を欠かさないようにすることをおすすめします。そうすれば、敏感肌も改善していく可能性はあるでしょう。
特に、セラミドの中でも、成分表示に「セラミド1」「セラミド2」「セラミド3」のように数字がついた「ヒト型セラミド」といわれるものはお肌に大変優しく働くことでしょう。
・お肌の刺激になる成分に注意しよう
普段、何でもなかった方でも、何かの拍子に化粧水をつけるとお肌のヒリヒリ感や赤くなる反応が出ることがありますから、敏感肌の自覚がある方ならなおさら化粧水の成分には注意しなければならないでしょう。なるべくどころか、絶対にといえるほど刺激を与えないことが重要になります。
配合成分がシンプルであることや、薬用または医薬部外品と記載されている化粧品を選ぶことなど、基本に忠実であることが何よりでしょう。
また、成分表の順番は、多い順から並べてあります。最初の3つほどにアルコールやエタノール成分や香料、着色料(ものによってはビタミンC誘導体さえも)などがあったら、刺激があると考えたほうが良いでしょう。とにかく、自分のお肌を守るのは自分なのです。