■シミとは
・シミ
シミの種類は5種類あるとされます。平らなシミの老人性色素斑、盛り上がったシミの脂漏性角化症、そばかすといわれる雀卵斑、左右対称にできるシミの肝斑、色が残るシミの炎症性色素沈着の5つです。自分のシミの種類を把握することは、シミ対策への近道になります。
・シミの原因
シミの元となるメラニン。紫外線が大量に当たると色素細胞が異常を起こし、メラニンが過剰に作られてしまうため、ターンオーバーのメラニン排出が間に合わずに残ってしまうと、蓄積されていくうちにシミとなってしまいます。加齢などによってターンオーバーがスムーズにいかないことも原因です。
・シミに効果のある成分
美白化粧品の記載表示を見ると、シミに期待できる成分が配合されています。日焼けによるシミを予防してくれる成分と保湿成分の一例を見ていきましょう。
日焼けによるシミを予防してくれる成分の一例
・カモミラET(表示例:カミツレエキスなど)
・トラネキサム酸(表示例:m-トラネキサム酸)
・アルブチン(表示例:α-アルブチン)
・エラグ酸(表示例:エラグ酸)
・ルシノール(表示例:ルシノール/4-n-ブチルレゾルシノールなど)
・コウジ酸(表示例:コウジ酸)
・プラセンタエキス(表示例:プラセンタエキス)
・ビタミンC誘導体(表示例:リン酸アスコルビルMg/パルミチン酸アスコルビルリン酸Naなど)
・4MSK(表示例:4-メトキシサリチル酸カリウム塩)
・マグノリグナン(表示例:マグノリグナン)
・リノール酸(表示例:リノール酸S)
・エナジーシグナルAMP(表示例:<アデノシン一リン酸二ナトリウム OT) など
保湿成分の一例
・セラミド(表示例:セラミド1.セラミド2.セラミド3)など
・ヒアルロン酸(表示例:アセチルヒアルロン酸)など
・コラーゲン(表示例:水溶性コラーゲン) など
・グリセリン(表示例:グリセリンなど) など
・アミノ酸(表示例:アルギニン・グリシン・イソロイシン・グルタミン酸・リシン)など
■シミを防ぐには
・生活習慣を考える
健康で健やかなお肌にするためのお手入れを考えると、普段の生活習慣から意識することがあります。それは、日焼け対策を万全にして1年中行うようにすることです。無防備な日焼けは、乾燥からシミ・シワ、色素沈着などに至るまでのトラブルを蓄積していく大きな可能性を作ってしまうのです。
紫外線からお肌を守ることは最大の防御。美白化粧品を上手に、正しく使った予防をしながら、日焼け止めや日傘、帽子などの紫外線防止アイテムも日頃から手放さないようにして、年間を通して日焼けをしないような行動や対策を取るよう、心がけましょう。
・ビタミンが豊富な食べ物をとる
シミ対策がなされた美しい素肌づくりのためには、一朝一夕にはいかないもので、バランスのとれた食事が必要です。シミ対策に有効な栄養素の一つはビタミン補給をすることで、体の内側から整えていくことも大切になります。どんなビタミンが必要で、どんな食材に含まれているのかを覚えておきましょう。
ビタミンAを含む食材は「にんじん・ほうれんそう」など、ビタミンCを含む食材は「赤パプリカ、レモン、イチゴ、ブロッコリー」など、ビタミンEを含む食材は「たらこ、かぼちゃ、アボカド」などです。ビタミンの他にも様々な栄養素が含まれていますから、好き嫌いなく、偏りのないメニューによって食事をするように注意しましょう。
・美白化粧品を使う
美白化粧品というのは、お肌を白くするのではなく、日焼けやシミ・ソバカスから守ることが役割になります。結果として、お肌が明るくなって白くなるように見えるというものです。日焼け対策のスキンケアアイテムとして正しく使用すれば、お肌は健康な状態へと戻っていく可能性を秘めています。
継続は力なり。美白化粧品と二人三脚で毎日のお肌のコンディション作りをしていくことを、ぜひ、おすすめします。数ヵ月単位でも続けていれば、お肌が変わることを実感できるでしょう。加齢に負けない、うるおいとツヤのあるお肌を取り戻してください。