日焼け止めの種類と効果的な塗り方

■日焼け止め

 

・日焼け止めの種類

 

いろいろな種類の日焼け止めが売り場に並びますが、どんな種類があってどんな特徴があるのかを見てみましょう。種類としては6タイプに分かれます。

 

1.クリームタイプ

 

しっかり塗れるウォータープルーフタイプもあるため、化粧下地として使用する場合も多く、高い保湿効果があります。白浮きしやすいことや、油分が多いためにニキビや肌荒れになりやすいかもしれません。

 

2.ジェルタイプ

 

ベトつかず、使用感は爽やかですが、刺激の強い成分もあるため、敏感肌・乾燥肌の方は慎重にしたほうが良さそうです。

 

3.スプレータイプ

 

携帯時に便利で、背中などの塗りにくい部分に子供でも手軽に塗れますが、ムラができやすく、吹きかけで飛び散りますので、周囲への配慮が必要です。

 

4.パウダータイプ

 

大人はメイクの仕上げ段階で乗せるだけになるため、手軽さは子供にもおすすめです。フワッとした使用感は敏感肌・乾燥肌の方にもおすすめですが、塗り直しが何回も必要です。

 

5.乳液タイプ

 

適度な保湿効果もあり、伸びも良いために化粧下地として使用できますが、こまめな塗り直しをおすすめします。

 

6.ローションタイプ

 

一番効き目は穏やかで刺激は少ない分、屋外での活動には効果は弱くなります。

 

 

・SPFとは

 

SPFとは、Sun Protection Factor(サン・プロテクション・ファクター)の略で、日本語に訳すと紫外線防御指数となります。シミやそばかすなどの原因となる、UVB(紫外線B波)を吸収した時に肌が赤くなるまでの時間を数字で表したもので、日焼け止めになる時間の目安です。

 

例えば、SPF 20では約6時間30分~8時間、SPF30では約10時間~12時間30分、SPF50では約16時間40分~20時間50分という具合になり、SPFの数字が大きいほど、肌への負担も大きいと考えたほうが良いでしょう。

 

 

・PAとは

 

PAとは、Protection Grade of UVA(プロテクション・グレイド・オブ・UVA)の略で、紫外線A波防御効果指数という意味になります。UVB(紫外線B波)より肌の奥深くまで届き、DNAを破壊して癌を引き起こしたり、シワやたるみなどを作ったりする原因となるUVA(紫外線A波)を防ぐ強さを表します。

 

通常の効果であるPA+から最大効果を示すPA++++までの4段階があります。1年中降り注いでいる紫外線あることや、窓際にいても降り注ぐ紫外線で、屋内でも紫外線対策は必要になります。

 

 

 

■日焼け止めの効果

 

・日焼け止めはどういう作用があるのか

 

日焼け止めの説明文に表記されている言葉を見てみると、「紫外線散乱剤」「紫外線吸収剤」という言葉が出てきます。この意味は何なのでしょうか。

 

  • 紫外線散乱剤

 

紫外線を反射・散乱させることによって紫外線から肌を守るタイプで、成分としては、酸化チタンや酸化亜鉛などの鉱物系由来になる白色の粉が配合されています。酸化亜鉛は消炎作用があるために、日焼け後のローションなどにも使用されていることもあります。

 

紫外線吸収剤より肌への負担は少ないということで、敏感肌・乾燥肌の方にもおすすめですが、肌に有害な活性酸素を発生させる場合もあるということを念頭に置いておきましょう。

 

敏感肌・乾燥肌の方が表示を見る際には、特に「吸収剤無配合」「ノンケミカル」との記載があるかどうかに注意したいものです。

 

  • 紫外線吸収剤

 

肌の表面で吸収した紫外線をエネルギーに変化させて放出し、肌の内部に侵入しないようにします。紫外線防御力の高い、高SPF製品には必ず必要な成分で、透明タイプが多くなっています。

 

成分で使用される油分が酸化しやすいことや、肌で化学反応をおこさせることになるため、肌に負担を与え、赤みやかぶれを引き起こす可能性もあります。

 

 

・日焼け止めの正しい塗り方

 

日焼け止めをただ塗っているだけでは、効果が得られなかったという経験もあったでしょう。せっかくの効果を半減させてしまっては残念です。日焼け止めの正しい塗り方のポイントを知り、最大限の効果を引き出しましょう。

 

塗り方のポイントは2つ。簡単なことですが、なかなか守っていない方も多いですから、ぜひ、守るように注意してください。

 

①量を多めに、たっぷりと塗ること

 

つい、価格を気にして少しずつ使用することになってしまいがちですが、しっかりと厚めに塗らないと効果は得られません。1cm² あたり2mgが基準といわれ、顔の面積で500円玉1つ分ほどが最低目安となります。この目安を元に、首や手・足用などにもたっぷりと塗るようにしましょう。

 

②持続効果は目安であり、できれば最低午前と午後で塗り直すこと

 

屋内で仕事などをしているだけなら、通勤や昼食時だけ屋外に出ることがほとんどですから、SPF 20あたりでも大丈夫かもしれませんが、夏は汗をかく量や化粧崩れによって、日焼け止めが取れやすくなる時期でもあります。

 

化粧下地として、ローション・乳液・クリームタイプなどをしっかり馴染ませておくことは基本ですが、できれば、化粧直しをするような昼休みなどに最低でも1回、日焼け止めも塗り直しておくと安心でしょう。

 

化粧を全部落としてからもう一度やり直すのでは大変ですから、塗り直す顔用にはパウダータイプ、首や手・足用にはクリームや乳液タイプなど、タイプを使い分けていくと、塗り直しやすくなります。

 

 

・日焼け止めの効果の持続時間

 

日焼け止めは、タイプによって1日に何回も塗り直したほうが良いといわれますが、働いていると忙しいですから、朝塗って夜までそのままという方が多いのではないでしょうか。どのくらいの頻度で塗り直すことが良いのかは、使用する日焼け止めにもよりますが、パッケージを目安にして考えてみましょう。

 

よく目にするに日焼け止め商品には、「SPF 30+」や「SPF 50+」などとあります。SPFは紫外線B波から肌を守る時間(通常の日焼け時間×30や50など)で、+は紫外線A波からもどれくらい守れるかの度合いを示しています。

 

日焼けにかかる時間が20分とされていますから、例えば、SPF 30+の場合は20分×30=600分(10時間)が紫外線B波から肌を守る時間となり、そのあたりの時間を目安に塗り直すことが良いということになります。