肌ストレスの発散方法|リラックスを心がけよう

■ストレス発散

現代人の多くはストレスを抱えているといわれています。ストレスは、イライラなど心の不調を引き起こすだけでなく、身体の不調にも大きく関連してきます。当然肌荒れにも大きな影響を与えてしまいます。ストレスとは、心や身体にかかった圧力(=ストレッサー)に対し、心や身体が適応しようとして反応することを意味します。社会人などであれば、対人関係や仕事などがストレッサーとなっていることが多いでしょうか。

 

また、何事も順調に進んでいて、ストレスとは無縁!という人でも、たとえば季節の変化による暑さ、寒さ、さらには空腹や疲労といった身体的な要素も実はストレッサーとなりますから、生きていれば誰しもが何らかのストレスにさらされているといっても過言ではありません。

 

そこで、ストレスはなるべく溜めこまず、適宜発散させながら過ごすことが重要になります。ストレスの発散方法は運動をしたり、趣味に没頭したり…といろいろありますが、ストレスや不安を和らげる効果があるといわれるホットミルクやハーブティーなどを飲むのもオススメです。こまめにストレスを発散させることができれば、溜まったストレスが症状としてあらわれることも減り、肌荒れの改善にもつながると考えられます。

 

■運動

ダイエットを目的として運動を始める人は多いですが、運動には痩せるだけでなく、ストレス解消やリラクゼーションなどの効果もあります。運動をすることで、血行が良くなったり、ホルモンのバランスが整ったり、代謝がアップしたりといった効果がありますから、肌荒れの改善効果も十分に期待できます。

 

運動とひとことで言っても、さまざまなものがあるので、自分に合ったものを行うのが良いのですが、たとえばピラティスなどは身体の内部の筋肉を使うことによって、代謝を上げる効果が高い運動といわれています。ピラティスをすることで体内に溜まった老廃物や毒素が排出されやすくなりますから、肌荒れにも効果があると言えるのです。ピラティスはストレッチを中心としたゆるやかな動きの運動ですから、激しい運動が苦手という人にもオススメです。

 

反対に、アクティブな運動が好きであれば、キックボクシングはいかがでしょう。ボクシングというと男性向けのスポーツで、美容とは無縁に感じられるかもしれませんが、実はバランスよく全身の筋肉を使うことができる運動で、代謝を高めてくれます。それに、なんといってもキックやパンチといったキックボクシング特有の動きは、ストレス発散に効果大。肌荒れの改善にも大きな期待ができる運動といえるのです。

 

■アロマ

肌荒れに大敵のストレスを発散させるためには、運動するのも良いけれど、仕事などでへとへとに疲れているときは身体を動かすのが億劫…というときもありますね。そんな時は、無理せずゆったり過ごすというのも、肌荒れ解消に必要なことかもしれません。

 

そんな時、ただダラダラと休むのではなく、リラクゼーション効果や美容効果のあるアロマを使ってみてはいかがでしょう。アロマを使ってみるといっても、決して難しいことではなく、普段の生活の中にほんの少しアロマの効果をプラスするというだけでも十分です。一日中忙しく動き回っているような人でも、ほんの5分でもアロマを使ってぼーっとしたり、深呼吸したりすることで、驚くほど気持ちが穏やかになってくるはずです。

 

アロマにはさまざまな香りがありますが、ストレスでついイライラしてしまうという場合などは、ラベンダーやペパーミント、レモングラスにティートゥリーなどが効果的です。特に、イライラして夜も寝付けないような場合は、穏やかな香りのラベンダー、イライラをクールダウンさせてリフレッシュしたいというときにはペパーミントやレモングラス、ティートゥリーなど、使い分けてみるのも楽しいものです。また、疲れ切ってしまって何もやる気がおきない、だるい…というようなときは、神秘的な香りのイランイランやマジョラムなどのアロマがオススメ。落ち込んだ時に効果があるアロマとも言われ、癒し効果が抜群です。

 

反対に、疲れてはいるけれど、あとひと踏ん張りがんばりたい!というようなときは、集中力を高める効果があるといわれるローズマリーのアロマの力を借りてみましょう。このように、アロマにはそれぞれ異なる効果があります。アロマのお店はもちろん、最近は雑貨店などでもアロマオイルの取り扱いをしているところも多いので、実際に香りを確かめて好みのものを探してみるとよいでしょう。気分に合ういくつかの香りを知り、アロマオイルやハーブティーなどを使いこなせるようになれば、自身のストレスも上手にコントロールすることができるようになるかもしれません。もちろん、肌荒れの解消にもつながりますよ。

 

ちなみに、大脳に直接働きかけることができるアロマの香りは、無意識でも効果を発揮するものですが、子供や妊婦さんなどには適さない香りもあります。そのため、使用する前には、アロマオイルの取り扱い説明書などを確認しておくことを忘れないようにしましょう。